(松栄)こだわりをもった商品を0から形にするというのは、すごく大変な道のりだったと思います。
実際、開発させてみていかがでしたか?
(鮫島社長)大変でしたね~。製品開発の経験も無かったですし、原料選びひとつをとっても妥協はしなかったので、試作も何度も重ねて、業者選びも苦労しました。例えば、ボディソープの開発には2年くらいかかりました。最初は、娘のオムツかぶれに悩んで開発したボディソープでしたが、商品が出来上がるときには娘のオムツは外れてましたね(笑)また、ハンドソープの原料に使う精油1つをとっても、植物性だから100%良いわけではなく、アレルギーに敏感な方の為にも少ない量でも香りが立つように工夫したり、良いものを作ろうとすると原料も高くなりますし。経営面でも経営計画書を作成して、融資をお願いしに行ったり、クラウドファンディングを行ったりと大変でした。
(松栄)実際に起業されてみて、様々な苦労に直面され、諦めようと思った時期ってありましたか?
(鮫島社長)ありましたね。起業して最初のころは、「どうしよう。売れない。借金地獄だ。」と不安になり、正直気持ちが折れてしまったことも。ただそんな中、主人が色んな人に協力を求めて、やりたいことや夢に共感してくれる人を集めてくれて…。その主人の諦めない姿勢がすごく頼もしくて、支えられました。
その後は、少しづつ数字も出てきだして、商品を必要として下さっている声も増え、売上の見通し、開発費や広告宣伝費や経営計画が考えれるようになって、面白くなってきて…
面白いってことは続けてきて間違ってなかったんだなと思います。ただ、主人と出会ってなかったら、今の商品も生まれてなかったんだなと思うとゾッとします。